カタボシイワシ・前編
実は私のブログでは既に何度も登場していたのですが、少し前のサッパと思っていた魚。
実はカタボシイワシでした。以前は色々な魚に紛れて単独で登場していたので、真面目に探していたのでしょうが、今回(2週間ほど前)のようにトロ箱で登場してくると、サッパだとばかり思い込んでいました。ですから、サッパと同じ下ごしらえをして同じようにいただいていましたが、今週魚兼さんでも話題になっていて、カタボシイワシだと判明しました。
サッパと比べればやや細長くスマートですが、他にも見分ける方法があります。
不思議なのは私の手元にある魚類図鑑には全てこのカタボシイワシは記載されていないことです。
カタボシとは固干しではなく、肩星だということです。これは鰓蓋の後縁の端に黒色の模様があることから付けられたようですね。つまり肩に黒星という意味らしいです。
サッパの仲間ですから、基本的に同じ食べ方をすれば良いわけで、前回は寿司にしてみました。軽く塩をしてから酢に漬けましたが、今回もメインはそれ。それとは別に、このブログで数年前に報告した刺身もやってみました。
頭と内臓を取った魚体に塩を振り、30分ほどしめた後腹骨を剥いて、1ミリくらいの幅で薄く切っておきます。そこに、柚胡椒を混ぜかぼすを搾っていただきます。
これが絶妙の脂で真に美味しい、臭みも全くなく、骨もこれ位切れば全く問題ありません。口の中で溶けてしまいます。もちろん、ネギやショウガを混ぜ込んでも良いでしょうし、ユッケにしても美味しいと思います。
私、鯵や鰹は脂がのっていなくても美味しいと思いますが、これは脂ののりが必要な魚でしょうね。
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