サッパとカタボシイワシ
火曜日さかな村に行きましたが、あまり魅力的なものはありません。
しばらくすると魚兼さんのおぼっちゃまが、大浜の仕入れから帰って来ましたので覗いてみたらやや大きいコノシロに混じって、これまた先日来のものより二回りくらい大きなカタボシイワシが、10尾前後あったので、予約しておきました。
これで300円ですが、この片割れのコノシロ4尾程度で700円で売られていましたから、この日は高かったんでしょう。おぼっちゃまが、「キンカも入って良い?」と聞いてきましたので、承知しましたがおそらく入っても入らなくても値段は変わらなかったと思います。キンカとはこの辺の地方名でサッパのことです。ついでにコノシロも買ってくれば、近縁の仲間が勢揃いしたのに惜しいことをしました・・・・いやコノシロが高すぎるのですが。
上の写真で確実にサッパと分かる魚が見えますが、お分かりになりますか?全部で3尾がサッパでしたが。
サッパとカタボシイワシ。中2尾がサッパで上下2尾がカタボシイワシです。全長と体高の比率が明らかに違うのがお分かりだと思いますが、もっと顕著なのが体幅ですね。鱗を落とすときに、手に持ってすぐにサッパは分かります。実に薄いのです。
立体的に見えるような写真の撮り方をしなければいけませんでしたね。これがサッパです。
例によって頭と内臓、腹部の硬い部分を除いてよく腹の中を洗っておきます。その後、塩を振って1時間ほど放置します。
今回気がついたのですが、前回までのカタボシイワシに比べて脂ののりがあまりよろしくありません。のってないわけではないのですが、小型のものの方がのりが良かったですね。サッパも同じ処理をしました。
塩を洗い落とし、水気を切ったら三枚に下ろし、前回のように薄く切っていきます。1ミリ幅くらいですね、塩で軽く締まっているので身崩れはしません。ネギとショウガのみじん切りを混ぜて、カタボシイワシのたたき風。少量ずつ取ってかぼすを搾りながら醤油に付けていただきました。
サッパも同じようにしましたが、こちらは柚胡椒で和えて、醤油は使わずかぼすだけでいただきました。
これはやはり日本酒に合いますね。
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