恒例 松前漬け製造
ちなみに昨日の、いただきものの牡蠣はあまりコンディションの良いものではありませんでした。
実は毎年、浦村の牡蠣は年内あまり良いものはありません、グリコーゲンが殆ど発達していなくて、実に貧弱な身をしています。頂き物を悪く言ってはいけないのですが、情報として嘘を言うわけには行きません。海域の栄養が悪く、プランクトンが少ないのか、選別して品質の劣るものを愛知県に送っているのか、その辺は定かではありません。以前買っていた、瀬戸内の牡蠣は良かったのですがね、もうやっていないようです。
小二の孫が食べたいと言い出しましたが、生を食べさせて正月中腹を壊しているのも可愛そうなので、蒸し牡蠣にして食べさせました。熱が入ると一層貧弱になりますが、孫はいたく気に入ってくれたので、結局彼女が一番沢山食べたのではないでしょうか。
今朝は朝から、松前漬けの準備です。もう10年くらいやっていますが、数字は忘れてしまっているので今回書いておきます。
昆布130グラム
スルメ130グラム
ニンジン大4本
醤油400cc
味醂 400cc
料理酒300cc
子持ち昆布 魚兼さんで買った分だけ。
とにかく昆布、スルメ、ニンジンの細切りを作るのが一番時間が掛かります。そこで乾物の昆布、スルメは前もって作っておき、袋に入れて保存しておきます。
数の子(今回子持ち昆布)の塩抜きも考慮しなければいけません。子持ち昆布は、数の子と違って粗いのであまり時間は掛かりませんでした。
製造日の朝から、ニンジンを刻みます。スライサーで薄い板状にしたものを、包丁で切っていきます。小一時間で出来上がり。
その後熱湯に潜らせ、外に出して冬の風に晒します。この時、子持ち昆布が水っぽいので一緒に干しておきました。昨日ちょっとショックだったのは、この子持ち昆布私が買った2週間前2,500円だったのですが、同じ店同じものが昨日は2,000円で売られていました。通常、正月が近くなると上がってしまい、大晦日に売れ残りを処分価格にするなら分かるのですが、昨日は29日、まだ正月用品の売り始めだと思うのです。しかし、文句は言いません。
松前漬けは毎年3軒分作るので、混ぜ合わせる容器が問題です。漬け汁を入れてから混ぜるのは難しいので、あらかじめ昆布・スルメ・ニンジンを大鍋の中で混ぜ合わせておき、そこに子持ち昆布を投入。最後に漬け汁を入れてかき混ぜます。
しばらく馴染ませて、乾物の昆布やスルメが汁を吸っていたら、また上下を返して良く漬け汁をまんべんなく馴染ませます。
これを何回か繰り返すと、昆布の粘りが出てきます。明日になれば食べることが出来ると思いますので、孫達にも分けてあげたいと思っています。
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