モクズガニの季節
今朝は雨の中、一色へ向かいボランティアの仕事を一軒こなし、さかな村へ向かいました。
今朝はあまり船が出なかったのか、あまり魚は多くはありませんでした。この季節仕方がないですね。
そんな中、この時期ですからモクズガニが沢山出ていました。ただし、これも魚屋さんの好みがあるのでしょう、仕入れるところと全く仕入れないところ、温度差があるように思えますね、買っていく方の好みもあるのでしょうね。
これは高橋さんに並べられた、モクズガニ、ポリエチレンの網袋に入れられています。こうしておけば、通気も良いしこのまま水に浸けても置けるので実に良い保存および運搬方法です。もっとも放置しても一日二日は大丈夫ですけどね。
社長さんが買っていくように勧めてくれましたが、何しろ数が多すぎます。我が家では、食べるのは私だけですからね、大量には要りません。
実に美味しいカニなんですけどね、高橋カンパニーの社長は「買っていくのはたいてい、中国人かベトナム人」とおっしゃっていました。毎年言っているように、中国では上海ガニと呼ばれているものと、そんなに違いはありません。
日本のモクズガニがEriocheir japonicaであるのに対し、チュウゴクモクズガニがEriocheir sinensisと種名が違います。チュウゴクモクズガニは以前シナモクズガニと呼ばれていましたが、「シナ(志那)」と言う言葉が差別用語だとかで帰られたものと思います。ただおかしなことは、学名のsinensisはシナのものと言う意味ですから、全く意味が分かりませんね。このsinensisは結構多くの生物に付けられていますので探してみると面白いです。
この袋は比較的大きなものが多くて数は少ないのですが、調理の時に大暴れしますし、下手をすると鍋から飛び出してしまいますから、恐ろしいです。
また寄生虫の吸虫が存在しますので、下手に体液や生きたカニを触るのは危険です。中国では酔蟹という生きたモクズガニを老酒に浸けた料理を食べるとか、今後日本でも外国の方の寄生虫被害が起こってくる恐れは充分にあります。
私は今日、唐揚げ用のメイタガレイを買ってきましたが、残念ながらちょっと古かった・・・・・涙。
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