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2023年2月 4日 (土)

藤枝梅安 映画 感想


映画を見てきました。最初に言っておきますが、映画がほぼ終わって2作目をご覧になる気が残っていたら、エンドロールの最中に席を立たずに、劇場が明るくなるまで待った方が良いでしょうね、2作目の予告のようなものが出てきます。

感想はですね・・・うぅう~ん、ちょっと違うんだよね。でしょうか。

映画にしてしまえば、短い時間で一体どこからどこまで描くのか?ということがありますから、原作と多少違っていても仕方のない事だと許すことは出来ますが、ちょっとしたニュアンスや雰囲気を変えてしまうのは、いかがなものでしょうか。

例えば、「おもん」さんが梅安の妹である「おみの」が女将である「万七」の女中だったのではない、これは仕方のない違いで、こうしないとおもんさんが出てくるタイミングがない。おもんさんは元々「井筒」の女中で、主夫婦の信頼も厚く、店を譲りたいと言われるような人です。「万七」で梅安さんに言い寄られる女中は「おもと」さんと言い、その後登場しません。

ちょっと違和感を感じるのは、梅安さんが下働きをやってくれる近所の老婆を映画では常に「おせき」と呼び捨てにしていましたが、原作では決して呼び捨てにすることなく「ばあさん」と呼んでいましたね、ですからもう少し年寄りか、老けメイクにしなければいけません。細かいことですが、雰囲気が全然違ってしまいます。また、梅安さんの家が小さくて、あんなに家が密集した場所にはなかったのではないかと思いますね、今後、あの家で色々な争いや、敵方の遠くからの見張りなどがある家ですし、襲撃も起こりながらとんでもない人間の助けも入る、と言う家ですからもう少し丁寧に描いてほしいものです。

そして、小杉さんは出なかったですね。資料を見ると、小杉さんは2作目も出てこないようです。しかし、白子屋菊右衛門は出てくるとか、これでは梅安さんと白子屋の確執はどのように描かれるのか、全く不明です。この辺の梅安さんの苦悩が実に面白く、白子屋を倒す決心をしていく伏線となるのですが・・・・・

まあ作り手側の監督がどこに主眼を置くかは自由ですし、今回のように妹殺しを感傷的に描くってのも勝手ですが、池波さんの作品を楽しむ私としてはやはり「ちょっと違うんだよね」と言ったところです。お口直しに、また小説を読み始めました。

2作目をどうするか・・・暇だったら(暇ですが)行きましょうか。もちろん、観に行くではなく見に行くですが。

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コメント

風切り日の初回上映、150人ほどの座席数に観客は15人ほど。

別のスクリーンに婆さん達が入っていくので、なんの映画化と思ったらあのキムタコさんが信長を演じる時代劇。

あの人、どんな役柄やってても下手なアドリブをボソボソって呟くんだよね、だからシリアスな時代劇でも古代進でも一気にキムタコさんに戻って興ざめ、今回もやるのかな~信長で・・・・・だけど、ファンはあれが良いのかな?

投稿: からっぽ親父 | 2023年2月 4日 (土) 09時13分

しかし、彦さんを元盗賊にしてしまったのには驚きを通り越して、怒りを感じましたね。

投稿: からっぽ親父 | 2023年2月 4日 (土) 09時40分

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