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2023年4月24日 (月)

ワレカラ

昨日は魚屋さんでは買い物がありませんでしたが、ボランティアまで時間があったので、小さな漁港に行ってみました。すると知り合いのアサリ屋さんが船で作業をしていたので、久しぶりの挨拶をしてきました。すると、船に垂下してあったアサリを下さるとのこと。近年、アサリ屋さんはカイヤドリウミグモの被害などで散々でしたが、今年はウミグモの被害もなく少しは取れるが資源保護のためにあまり取らないようにしているとのお話を聞かせてくれました。

「少しで悪いが」とおっしゃるが、いやいや沢山あります我が家の二人では食べきれませんし、この季節なので冷蔵庫の中でも長持ちしません。
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半分をお裾分けして、我が家は久しぶりの酒蒸しにしました。アサリ屋さんが今の時期でも身が良いと仰っていましたが、確かに素晴らしい身で感激しました。

ところでアサリに混じってワレカラを発見しました。
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ワレカラは節足動物の甲殻類ですから、エビカニと近縁な生物です。遊泳はしませんので、泳いできたのではありません、漁港のロープや岸壁に棲息していたものが匍匐してきたと思われます。
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ワレカラは主に海藻や岸壁で暮らしていますから、稚魚の良い餌になります。早い話が、稚魚のミルクのような存在ですね。拡大して見れば昆虫のナナフシのように見えますね。
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こちらの脚でしっかり海藻や岩に固着して、屈伸運動をしているはずです。一応エビカニの仲間ですから、アレルギーの対象となっています。もちろん食べませんが、ワカメや海苔の混入している可能性はあります。

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