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2023年9月24日 (日)

ワレモコウ

昨年の11月中旬、運動公園近くの川沿いの堤防下を歩いていて、発見した植物をアップしました。花はもう枯れていますし、花がらさえありませんが、これはワレモコウではないかと推測しました。
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その時の記事の一部がこれです。『これはもしかしたら、ワレモコウのはではないでしょうか?するとここでは夏から初秋にかけてワレモコウの花が咲いていた可能性もあります。もう今年は終わってしまいましたから、また来年まで生きていたら、ここに観察に来なければいけません。ただ、覚えているかな~。

この時期の散歩は花が少ないですから、花柄や実、ロゼット、等を確認して来年以降の楽しみにしなければいけませんね。
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と言うわけで、実は7月から観察に行っているのです。7月には花穂らしきものが伸びてきて、一ヶ月以内には花を咲かせるのではないかと思う状態でした。

植物に詳しい方なら、この状態を観察しただけで、種名を判定することが出来るのでしょうが、私のような「ど」が付く素人ではさっぱり分かりません。ワレモコウではないかと推測はしましたが、ここは小堤西池にも直線で2km位の場所ですから、ナガボノワレモコウの赤花だという可能性もあります。
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そして8月お盆前、なんとこの土手の草は見事に刈り取られてしまったのです。植物があった場所からは辛うじて、葉が伸び始めています。
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これが再び花を咲かせるのでしょうか?
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そして昨日、観察に行ってきましたが、夜明けが遅くなっていますのでさっぱり植物の姿が見えません。それでも少しずつ明るくなり目も慣れてくると、茂った鳥の羽のような特徴的な葉が見えてきました。そこから細い花穂が伸びていましたが、スマホの写真では分かりませんね。
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もう少し歩くと、刈り取りを免れた場所があり、なんとそこではワレモコウらしき花が、いくつか咲いているではありませんか。もうこれはワレモコウに間違いありませんね、特に珍しいとか絶滅危惧種とかではありませんが、外来の植物で埋め尽くされたような、この場所にひっそりと日本古来の植物が生き延びてくれているのは嬉しいですね。

昔は、この辺もオミナエシやキキョウ・ツリガネニンジン・カワラナデシコなどが咲いていたんでしょうね~・・・・・

帰りに観察用に、一つ嘉穂を採集してきました。
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写真を撮ってみましたが、同定は私では不可能。
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ただ、ワレモコウは比較的乾いた土地を好むのに対して、ナガボノワレモコウは湿った土地を好むのだそうです。従って、ここのワレモコウはナガボノワレモコウの赤花でしょうか。

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