花粉症
花粉症という言葉が一般的になったのは今から40年ほど前だったでしょうか、当初は杉花粉ではなく『ブタクサ』の花粉症と言われたものですが、そのブタクサがどのような植物なのか見たことは少なかったと思いますね。またそのブタクサが同じキク科のセイタカアワダチソウと混同して理解されていることも多かったのではないでしょうか。
先日アップした『クワモドキ』は『オオブタクサ』と呼ばれているようで、本家のブタクサより大きいのですが、あまり素人目には変わらないのではないでしょうか。じっくり見ると、集合花はキク科らしい花だと思われます。
開墾した広場や川沿いに群落を作ります。寄せ集まって支え合うので、3メートル以上の高さになる場合もあります。
ブタクサの葉は羽状に裂けますが、オオブタクサは桑の葉のような少ない裂け方ですが、あまりこの深裂がないものもあります。変異が激しいようです。
採集してきましたが、花粉が落ちる落ちる、感受性の高い方は大変だと思いますね。
ブタクサもオオブタクサ(クワモドキ)も面白い天敵がいるとか、それは『ブタクサハムシ』と言う昆虫。残念ながら、まだ見つけてはいませんが、この虫もアメリカから来たそうです。しかも、アメリカではブタクサしか食べないのですが、日本に来た20年くらいの間にオオブタクサも食べるように進化してしまったそうです。
https://www.tuat.ac.jp/outline/disclosure/pressrelease/2015/20160126_01.html
これは実に面白いですね、ブタクサハムシも探してみようかと思いますが、来年になってしまうかもしれません。
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