さかな村
昨日さかな村のある魚屋さんとお話をしたのですが、やはり一色の市場への水揚げは減っているようですし、魚種もかなり減少しているようです。これは漁師さんも、魚屋さんも大変ですし、後継者も育ってこないでしょうね。
一方、街中にはドラッグストアが乱立して、同じ会社が近くに建てるものだから、潰し合いの様相です。薬九層倍と言うくらいですから、よほど儲かるのでしょうね。最近ではドラッグストアってのは、薬屋さんなのかコンビニなのかスーパーマーケットなのか消費者も、働いている従業員も分からなくなっているのではないでしょうか。
魚が捕れないからなのか、需要があるからなのか知りませんが昨日はこんなものまで出ていました。
思わず二度見をしてしまいましたが、これは『コバンザメ』だそうです。もちろん水産人ですから、サメと名前が付いていてもサメでないことは承知しています。その昔、先生に「一般人から、この魚は何ですか?」と聞かれたら「ふ~むペルシダのようですね~」と言っておけば、いかにも専門家のように聞こえる。と教えて貰いましたが、要はスズキ目の魚ですよ、と言う意味で、このスズキ目ってのは、魚類で一番多くの種が属する目(order)です。魚類が全世界に36,000種ほど居ると言われますが、スズキ目の魚はその当時10,000種を超えると言われていたからです。その当時ってのは半世紀も前の話ですけどね。
このコバンザメもスズキ目の魚です。食べて美味しいのかどうかは知りませんし、500円出して調べる気もありません。こうやって吸盤を見せて頂ければ良く分かるんですがね。
その隣にはその昔『イザリウオ』と呼ばれていた『カエルアンコウ』が売られていました。これだけ数があるって事は、漁師さん真面目に、セリにに出すつもりだったんでしょうね。魚屋さんは開いて唐揚げにすればよい(とお客さんが言っていた)とおっしゃっていました。これは魚屋さんよりも水族館の担当ですよね。
ちなみにカエルアンコウはスズキ目ではなくアンコウ目ですね。
しかし、こんなんで大丈夫なんだろうか???
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