孫を塾に送っていったら、入り口にイヌビワの木があり、実が沢山なっていました。野生のイヌビワは熟すと紫色から黒っぽくなります。いわゆる「ドドメ色」ですね。
ここにあるイヌビワは野生のものよりやや大きく、熟したと思われる実は赤くなり、ピークのものと思われるものは、下に落ちています。
これってイヌビワの栽培種?だったら美味しい?と意地汚い私は一個いただいてきました。そして家に帰り観察してから、切ってみました。
中はもじゃもじゃした科学繊維状で、種のようなものも見えます。恐る恐る口に入れたところ、味は全くなく見かけ通り、科学繊維状の食感です。これはもしかしたら熟しすぎているのでは?と
次に行ったときに、色々なものを採集してきました。もちろん無断です。
そして、それぞれを切ってみましたが、肉眼的には全く同じ、味を見てみましたが、全く味はありません。
野生のイヌビワは種の食感が砂を噛むようで著しく悪いのですが、ほのかな甘みを感じました。しかし、これは全くダメ。食べてはいけないものです。
ご存知のようにイヌビワは枇杷の仲間ではありません。枇杷はバラ科の果物、リンゴやナシと同じ仲間です。イヌビワは形の通りイチジクの仲間です。ファミリーはクワ科、属はイチジク属Ficusです。これって結構観葉植物に多いです。ガジュマルもそうですし、普通にフィカスって言っている広葉樹もそうです。
コメント