葛
小四の孫、みちたんを塾へ送り届ける車中で、フェンスに絡まっていた葛の蔓を「あれはなんて植物?」と聞いてきた。「クズだよ、秋の七草の一つ」するとみちたんは、「どうやって食べるの?」と聞いてきた。
?????ああそうか、春の七草は七草がゆにして食べるから、それを知っていて秋に七草も食べられると思って聞いてきたんだろう。
ここはまだ小さな子供なのでしっかり教えておけば、大人になってからも知識として保つことが出来るので、秋の七草は食べられないものが多いんだよ、むしろお月見などの時に一緒に飾り、見て楽しむんだよ。ただし、このクズは根っこから「葛粉」というデンプンが採れるから、お菓子や料理の原料になるんだよ、と教えておいた。
昔なら、この辺の土手や河原に、外来植物ではないオミナエシやキキョウ、カワラナデシコが恐らく普通に見ることが出来たんだろうけど、今はクズと尾花(ススキ)くらいしか見ることが出来ない。
こういった意味でも、外来植物の持ち込みや栽培は止めてほしいものである。
半世紀以上前に、大学の教養部で植物学の外山教授がホテイアオイはインドでは栽培禁止になっていると講義で仰っていた。日本も早く、こういった外来植物に関して、持ち込み禁止、栽培禁止、破ったら罰則という事を打ち出さなければ、もうメチャクチャになってしまう・・・いやなってるか・・・・・
ホテイアオイ、ダムなどの水面を覆い尽くしてしまい、それが一斉に枯れると悪臭を放つというダブルの被害を出している。
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