最近また投稿した記事が反映されない事が起きて来ている。
熊問題2は一度書いて投稿したのだが、消えてしまった。何を書いたかも思い出せないので、さらりと流して先に進むことにする。
熊による人間の死亡事件が起きると、当然そこの自治体は新たな被害が起きないように、人を襲った熊を探して射殺する。しかし、この事が報道されると、その自治体に全国から電話が殺到するのだとか。「熊なんて、全て撃ち殺して絶滅させてしまえ」というものから「なんでそんなに可哀想な事をするのだ、捕まえて山へ返してやれば良い」という真逆な主張をわざわざ、電話を使って言ってくるらしい。それも長いものでは二時間も自分の意見をいうんだとか。
私にはこの辺の電話をかけて文句を言ったり恫喝する心理が全くわからない。頭の中で思うことと、実際に電話をかけるのでは全く違うし、ある意味犯罪になっている可能性もある。伊藤市長問題でも爆破予告まであったと言う。
熊の射殺問題では、これ人間の命が掛かっているんだよね、絶滅させてしまえと言う意見は、確かに乱暴だが、射殺したことへの抗議って、しかも熊を山へ返すなんて事は無理だと誰もが分かっていて、よくそんな意見が口から出たものである。もっと熊の生態をよく勉強してから発言したらどうだろうか。
熊って動物はツキノワグマでもヒグマでもかくれんぼの名人だという、小さな草むら、一本の樹木に見事に隠れてしまうと宮崎さんが多くの写真を見せてくれた。(これはFacebook でも有料会員になると見られるコンテンツだが、発信量が多いので本を買うより得な位である)
だから、山中に熊を追いかけるのは非常に危険な事で、猟師さん達もやりたくないだろうと思う。集団で追い立てれば、熊は一応逃げるだろうけど、逃げ場がなくなれば反撃するのは必至、スピードは人間の何倍か早いし、前脚で顔を殴られれば、顔面が削ぎ取られてしまう。
銃で応戦して、心臓に弾が当たっても、すぐに動きが止まらずに走り続けて漁師を襲うと言う、だから漁師は熊を撃つ場合、ある程度の大木を盾にして、狙撃した熊が抱きついて来ても躱す事ができるような体制で発砲するのだとか。
手元にある『北海の狩猟者』という文庫本は、大正時代に北海道で開拓をしながら、狩猟を続けた西村武重さんが書いたものだが、羆猟での臨場感と羆の恐ろしさが十分伝わってくる。その頃と比べれば人間はヤワになり、羆は巧妙に、しかし恐ろしさだけは変わっていない。
しかし電話対応している、自治体も馬鹿な講義電話に負けていてはいけない、何よりも業務に支障をきたす。
顔も見えず、正体も分からないと思い込んでいるのだから、抗議電話は一本化して、非通知は即カット、住所と名前を確認してから意見を言わせれば良い。それでもしつこく、絡んでくれば、熊の説得権利者に認定し、山に行って、くまさん達に『もう町に出て来てはいかんよ』と説得していただきましょう。
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