2025年3月29日 (土)

中部地方

これは孫の家のトイレに貼られていた、日本の都道府県の地図。俗に言う地方別に分けられていて、県(都・府・道)庁所在地名も書かれている。我々も子供時代から、現在まで「東北地方」「九州地方」等と言えば、だいたいの位置関係が浮かんでくるように分けられている。
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これを良く見てみると、中部地方だが新潟県・富山県・福井県・長野県・岐阜県・静岡県・石川県・山梨県・愛知県となっている。(大きく書かれている県は件名と県庁所在地の名前が違うところらしい)つまり三重県は入っていないのである。では三重県はどこかと言えば、それは近畿地方なのである。そう言えば『翔んで埼玉・2』で「三重県は、近畿地方から逃げた」という表現があったが、いやいや逃げた訳ではなく、大阪より名古屋の方が近くて、色々な産業が成り立つのに便利(な場所が多かった)だけだったのではないだろうか。確かに、四日市方面の工業地帯は、中京地方と呼ばれて、愛知県と言っても良いくらいである。
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しかし以前から言っているように、中日新聞の分け方は静岡県が中部地方ではなく、三重県が中部地方である。というような記事の書き方が横行している。これは恐らく、静岡県ではテレビも新聞も、独立した会社が成り立っており、愛知県の新聞社、放送局に旨味がないからであろう。では中日新聞は静岡県で売られていないのか?調べてみると、中日新聞には静岡総局というものが存在して、しかも十万部以上が売れていることが判明。(県別部数 · 愛知1,131,457部 · 岐阜273,209部 · 三重216,862部 · 静岡104,208部 · 滋賀43,262部 · 長野26,760部 · 福井3,520部.https://adv.chunichi.co.jp/media/chunichi-shimbun/

なのに、コロナの時の感染者数も、福井県・滋賀県は掲載しても静岡県は全く無視、よくもまあこんな新聞を静岡県人は10万部以上も取っているものだと感心してしまう。

だから、中日新聞だけを見ていると、静岡県は中部地方ではない。小学校の社会(地理)のテストでは×を貰うことになる。

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2023年9月25日 (月)

らんまん 最終週

昨日の大相撲、優勝決定戦はがっかりでしたね。

大関の貴景勝が平幕の、しかも本割で完勝している熱海富士に立ち合い変化で勝って優勝なんてね、貴景勝は前も格下相手に変化を見せましたよね、大相撲ってのは神事でもあるわけで、品格ってものを大事にしています。あんな相撲を取っていては、横綱なんて遠い話でしょうね。しかも、11勝4敗ですから、内容的にも全くなっていませんしね~。まあ以前から言っているように、日本のお相撲さんは横綱を目指さずに、大関で細く長く、カド番・勝ち越し・カド番・勝ち越しを繰り返した方が、金が稼げると思っているのでしょうね。

あんな相撲ばかりではファンは離れていきますね、熱海富士はまだ21歳ですからチャンスがあるでしょう。頑張ってほしいものです。頑張って欲しいと言えば、北の富士さん、最近解説に出てこられません。体調不良だとか、持病もお有りのようですから無理をして欲しくはありませんが、元横綱ですからね、元小結の舞の海さんよりは切れ味抜群の解説をしてくれました、早い回復をお祈り致します。

さて、『らんまん』がいよいよ最終週に入ってしまいました、ドラマは牧野富太郎博士をモデルにして、彼の植物学者としての、波瀾万丈の人生を描いてきましたが、途中から『槇野寿恵子奮闘記』になってしまいました。大学に戻ってからも、次の教授との確執は続き、嫌がらせは前の教授以上だったようですが、あまりその点は描かれずじまいでしたね。あまりに露骨で、バラしてしまうと関係者に影響が出ると思われたのでしょうか。

東京大学を辞めたのは、あんなに若い頃ではなく、77歳の頃ですから、普通では考えられない長期に渡って務めていたことになります、教授とか助教授の公職ではないので、定年というものがなかったのかもしれません。

ドラマは最後近くまで、寿恵子が生きていて、功績を追加しながら終わるのでしょうね、私は美波ちゃんが好きだから、大歓迎でしたが、実際には寿恵子が亡くなるのと博士が亡くなるまでは30年近い長い年月があったのですよね。

しかし、半年間楽しませて頂きました、色々な植物も出てきましたので、勉強になりましたね、まだまだ人間勉強です。

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2019年7月30日 (火)

第九の波濤

出身大学から同窓会誌が届きました、まあ出身大学以外からは絶対に届かないでしょうがね。
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今回ちょっと趣向の変わった漫画の表紙です。中を読んでいくと、この『第九の波濤』という少年サンデー連載の漫画の作者『草場道輝』さんが長崎大学水産学部出身で、ひょんな事からその大学に入学してしまった青年の水産学部独特のキャンパスライフや、長崎での体験が描かれているとか、早速本を買って読んでみました。
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作者は私より17年後輩だと思います、これくらい違うと年代間のギャップがかなりあるでしょうね。まだ2巻までしか見ていませんが、それでも学部独特な自己紹介、挨拶、早朝訓練など、ちょっと最高学府らしからぬ事が起きてきますので、ずっと勉強ばかりしていた人には抵抗感があるだろうと読んでいたら、案の定その辺にも触れています。50年近く前でもありましたからね、私は粗野な高校で育ちましたから全然抵抗感はありませんでしたがね。

現在8巻まで出ているそうですから、一応全部読んでみるつもりです。懐かしいですからね。

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2010年4月 9日 (金)

鰻の完全養殖

http://www.asahi.com/food/news/TKY201004080525.html

ニュースを聞いたときに『完全養殖』ってことの意味が分かりませんでしたが、人工的に種苗生産された鰻から、種苗を採ることができた。つまり、受精卵が孵化して、飼育中であるということらしいですね。このニュースで少し意味が分からないのが、

「今回、稚魚を全長45~70センチ程度まで成長させ、約50匹にホルモンを繰り返し投与して成熟させて人工授精し、1匹が3月26日に約25万粒の受精卵を産んだ。」

とありますが、体内で人工授精させて、受精卵を産んだということなんでしょうか?鰻は体外で放卵、放精が行われて、体外で受精するものと思っていましたので、認識を変えました。つまり、天然界でも交尾するという意味ですから、益々、鰻は精が付くというイメージになるかと思いますがいかがでしょうか?

当地区は、鰻の一大生産地ですので、喜ばしいことだとお喜び申し上げます。しかし、知り合いの鰻養殖業者は、全く無関心という訳ではありませんが、比較的冷めていて、近年のシラスウナギの不漁による価格高騰を抑えるようなことは不可能だと思っているようです。

それはやはり、養殖種苗であるシラスウナギになるまでの時間がかかりすぎるということでしょうね。今回使用した親鰻もシラスウナギになるまでに、1年以上かかっているのではないでしょうか。これではコストがかかりすぎます。もちろん、初期のレプトケファルスの餌も分かりつつあるようで、今後の研究が待たれます。

では天然のシラスウナギは一体どれくらいかかって、成長しているのでしょうか。

これは、シラスウナギの耳石という器官を削って調べることにより、判明していて日令で180日位なんだそうです。つまり、天然で0.2グラムに満たないシラスウナギになるまでに半年、捕らえられて養殖し、蒲焼きになるまでに半年という訳です。

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