締め鯖が食べたいのですが、いつものスーパーマーケットでは、鯖はあるのですが、「締め鯖に出来ますか?」と聞くと、「うぅ~ん、出来ません」と言われてしまう鯖ばかりです。これはいつも言っている、良い鯖、新鮮な鯖が愛知県に来ないのではなく、ここのスーパーマーケットでは、締め鯖用のものが売れないということ、それ故、加熱用のものしか置いていないという訳だと思われます。
確かに、鯖を買ったことがありますが、身が柔らかくなって、肋骨が何もしないでも抜けてくるような鯖でしたからね。その点、一色では結構しっかりした鯖が高橋さんやスワカネさんに出ていることがあり、重宝しました。しかし、今は週一で行くだけなので、どうもタイミングが合わないようです。
そこで、通販を狙ってみました。某東北の県、ドレスにして冷凍で送ってくれるし、この時期なら美味しいだろうと注文してみました。
冷凍ですから、獲れたときに保存してあるのか、翌日には送ったというメールが届きました。
1.5kgですが、ドレスですから頭と内臓は抜きです。2尾ずつ、パックされた冷凍鯖です。この時点では、なんだかゴマサバのように丸いなぁというイメージ。
解凍して、腎臓を掻き出し、よく洗いましたが、手には全く脂を感じません。大きさもやや小さいですね。
三枚におろして、塩を振ります。色がね、脂ののりを全く感じません。だって赤いもん。
塩を振って1時間くらいかと思いましたが、途中で見てみると浸透圧で出た水分がどっさり、これが脂が乗っている程水分の出は少ないのです。
ですから急遽、塩を洗い流してしまいました。
これは魚なら同じ事が癒えると思うのですが、魚体の水分と脂分の合計は80%前後だと思われます。そして、この数字は変わらずに、脂が多くなれば水分が減るという事になるため、水分が70%なら脂分は10%、水分が60%なら脂分は20%となるはずです。
私は鯵や鰹の刺身は脂が乗っていなくても、アミノ酸の美味しさを味わうことが出来るので、好きなんですが、流石にサバの煮付けや締め鯖は脂が乗っていなければ全く美味しくない。特に締め鯖は、脂が乗っていなければ、塩辛いだけです。
案の定、締め鯖は美味しくありません。2尾分食べるのが苦痛なくらいです。そこで、寿司を作って、みんなに食べさせてしまおう。と思いつきました。
これは大葉を挟んで、大人用。
こちらは大葉無しの子供用。小六のゆずは大葉入りも食べていたようですから、少しずつ成長しているんですね。
今回の鯖は懲りました、もう買いません。しかし、挑戦してみなければ分からないことが多いですからね、また報告します。
厚岸のニシンは美味しかったな~。また探してみようっと。
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