以前からカラスウリやキカラスウリについては、色々アップしてきましたが、この歳になってとんでもない話を仕入れてきました。
(写真はカラスウリ:東浦町)
以前、駒ヶ根在住の北割さんがfacebookにカラスウリの花をアップしておられました。私はそれが、通常のカラスウリ(標準和名)より肉厚であったことから「キカラスウリですね?」と伺いましたが、どうもピンとこないようでした。
すると先日、同じく駒ヶ根在住の宮崎さんが「駒ヶ根ではカラスウリと言えばキカラスウリであって、実が赤くなるカラスウリはない」と仰っていました。これには私もビックリ。
(これはキカラスウリの実:旧一色町)
この辺では、海岸部の一色町ではキカラスウリばかりで、カラスウリは皆無。それは、葉も花も肉厚で海岸部の潮風に負けない、海岸植物の特徴を持っていると思っていたからです。そして、やや内陸の刈谷市ではカラスウリばかり、隣町の尾張、東浦町ではキカラスウリはなく、カラスウリばかりです。また私が生まれ育った静岡県掛川市ではキカラスウリはなく、家の周囲にはカラスウリの蔓があちこちに巻き付いて、夜にはスズメガが蜜を吸いに来ていました。
従って、少ない事例ではありますが、海岸部ではキカラスウリ、内陸部ではカラスウリと勝手に思っていた訳です。
宮崎さんのタイムラインには、彼のファンが全国的にいらっしゃいますから、色々な意見がありました。
全国的には、あまり分布に差がないようですが、標高の高いところではキカラスウリのみで、カラスウリはないとか。ではあの肉厚な葉と花は塩分対策ではなく、寒冷対策だったのでしょうか?
(キカラスウリの花)
こちらがカラスウリの花
繊細さが違うのが良く分かると思います。
今後も観察を続けたいと思いますが、皆様の地域ではいかがでしょうか?
教えていただけると有り難いです。
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