2008年6月27日 (金)

ノハカタカラクサ

ノ・ハ・カ・タ・カ・ラ・ク・サ、実に覚えにくい名前だが、漢字にしてみるとスッと覚えられるから不思議。【野博多唐草】つまり博多唐草(ハカタカラクサ)という近縁の園芸種(メキシコ原産)があり、その野生版という事らしい。ネットで調べてみると、ハカタカラクサの葉裏の模様が博多織に似ているから付けられた名前だとか。ツユクサの仲間らしい。
Nohakatakarakusa このノハカタカラクサが、遠望峰山林道脇の、たった一カ所一面に生えている。小さな谷の部分だ。

実はノハカタカラクサも南アメリカ原産の帰化植物である。昭和の初期、斑入りの園芸種が輸入され、その後野生化して斑がなくなったとか。

それがどのような経緯で、この山の麓の小さな谷で繁殖しているのだろうか、ここより下の林道脇や、人家のある近辺でも全く見ることができない。よほど、この場所が気に入ったのだろうが、私には不思議でならない。

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2008年5月19日 (月)

アツミゲシ

Atsumigesi1 アツミゲシがあちこちで咲いていると、新聞やテレビで警告されていますが、ここ一色町でもあちこちでその花を見ることができます。

この花も、私のお客様の空き地に生えているもので、既に警察には連絡してあるとのことだったので、抜き取られる前に写真を撮らせていただきました。

麻薬を採る【ケシ】ほどではないようですが、未成熟のAtsumigesi3 果実にはモルヒネが含まれるので、きれいでも栽培は禁止されています。

アツミゲシは1964年に愛知県で報告され、渥美半島では群生して繁殖しているので、自衛隊が出動して火炎放射器で焼き払ったという伝説が残っているくらいです。その後、日本全国で散発的に発生しているようですね、細かい種子ですが、風に飛ばされるわけでもないのに、良く繁殖するものです。
Atsumigesi2 このようなイネ科の植物が密生するような場所でも、平気で生えてきますので、案外草むらの中で生えて、ひっそりと花を咲かせているかもしれません。

今あちこちでオレンジ色の花を咲かせる【ナガミヒナゲシ】の実はこれ、長い実だから【長実ヒナゲシ】よ~くわかりますね~。

ちなみにナガミヒナゲシは地中海沿岸が原産地で1961年に東京で発見されたそうです。
Nagamihinageshi

「種子が欲しい・・・」と思っている方(不精者さんは土地がたくさんあるようですが)これは栽培禁止ですよ、今までも警察に御用になった方が沢山いるようです、気を付けて。

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2008年1月10日 (木)

穏やかな日

Odayaka ここ三日ほど温かく、穏やかな日が続いている。三河湾も春霞のような静かな海。対岸もはっきりと見えない。

明日からはぐずついた天気で、雨があがると来週からは本来の冬の寒さに戻るとのことである。

1月8日、ニュースで「京都のタンポポが観測を初めて以来一番早く咲いた」と言っていたが、こちらのタンポポはTanpopo1 年中咲きっぱなし。花は寒いのか柄を伸ばさないが、種を飛ばすときには伸びているという合理的な植物?

実は京都で咲くタンポポは日本在来のタンポポだが、ここの土手で咲いているものは帰化植物の【セイヨウタンポポ】である。近くにニホンタンポポがないので比較することはできないが、きっと寒さとかいろいろ何事にも強いのだろう。。。西洋だから・・・・・

Tanpopo3 西洋にしろ日本にしろ、タンポポの綿毛ってのは童話的で、下手な腕でもカメラを向けたくなってしまう。

土手で寝転がって写真を撮っていると、チビグモが糸を風にたなびかせようとしているのが見える。
Tanpopo2 これは「空中旅行」をするつもりかな?
Tanpopo4 Tanpopo5

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2007年10月22日 (月)

季節感

Uranamishijimi2  「花と蝶」は暖かい季節の景色と思いがちであるが、最近、このひっつき虫で有名な【コセンダングサ】にシジミチョウの仲間が良く留って蜜を吸っている。

蝶もほとんど知らないので、ネットで調べてみてちょっと驚いた。蝶の種類は【ウラナミシジミ】で良いと思う。

羽根の裏側に波のような模様があることから付けられた名前らしいが、この蝶はUranamishijimi1_2 元々、南方系の蝶で近年温暖化に従って、生息域を北に伸ばしているらしい。それで、春先はこの地域で見られずに、秋になると多くなるということ・・・・・?

ということは、今ここにいるウラナミシジミは冬に死ぬ前に(死んでしまうらしい)卵を産まないということ?毎年温かいところで羽化したチョウチョがこちらまで飛んでくるってこと?

うぅ~ん、アサギマダラみたいに羽根に記録してあると分かりやすいのに。(蝶には迷惑な話だろうが)
Kosendangusa とにかくこの季節、下手に草むらには入れないことは確かだ。

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2007年10月 2日 (火)

ミズヒマワリ

Mizuhimawari1 『エディット・ピアフ』を観てから、久しぶりに小雨の亀城公園を散歩してみた。

この時季は草花を写そうにもちょっと中途半端な時季なので、カメラも持たずに散歩していた。

池の畔を歩いていると、隅の方に少しだけ植物が密集している場所があり、直径が1円玉ほどの白い花が見えるので近づいてみた。

水中から茎が伸び、先端に白い花が咲いている。よく見ると小さな花が集合した花のようMizuhimawari2 で、打ち上げ花火を連想させる。

とにかく今まで一度も観たことがない花なので、カメラを車まで取りに行って、ビニール袋をかぶせ、撮影をした。何しろこの時季は、飢えた雌の蚊がしつこくまとわりついて、数カ所を刺されてしまった。

しばらくすると、【アサギマダラ】がきれいな羽根を見せながら、蜜を吸いに来たのでさらに蚊に刺されてしまった。
Mizuhimawari3 家に帰り、さっそくいつも教えてもらっている掲示板でお尋ねしたところ、すぐに教えていただいた。「帰化植物のミズヒマワリ、外来生物法の特定外来生物に指定されています」とのこと。少し前までテレビやラジオで騒いでいた、外来生物でも特に繁殖力等が高く、在来の生物に影響が大きいと考えられているものなのだろう。

今回のミズヒマワリ、私の持っている外来植物の図鑑には掲載されていなかった。

勉強になりました。

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2007年8月18日 (土)

今年もタカサゴユリ

Takasagoyuri1 今年もタカサゴユリの季節がやってきた、昨年の今頃は「少し減ったのでは」と書いたが、あるところにはあるもので、この空き地の隅では群生していた。

2~3日前のNHKラジオで、高知県の植物園の方が言っていたが、タカサゴユリはテッポウユリの仲間なんだそうだ。台湾が原産であちらではタカサゴユリと呼ばずにタイワンユリと言われているとか。

Takasagoyuri2_2  確かにテッポウユリよりもさらに花が長いような気がする。

花の外側に紫色の線があるのが特徴らしく、外側が乳白色のものはテッポウユリとの交雑種で【新テッポウユリ】と呼ばれているらしい。(この辺は少し曖昧な言い方だった)Takasagoyuri3

気を付けてみてみると、外側の乳白色のユリはけっこうあるので、これらがこの地区に別々に入ってきたのか疑わしい。

通常、在来のユリが種子から開花するのに5年かかるのに対し、このタカサゴユリは1年で開花するのだそうだ。しかもびっしり詰まったカード状の種子の多いこと。これじゃ増えるわけだ。

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2007年7月24日 (火)

ワルナスビ

Warunasubi1 しかし、【ワルナスビ】とはすごい名前である。いったいどなたが命名したのだろうか。確かに茎には無数の棘があるし、在来の草むらの中で群生している。場所は千生新田の畑の周囲、一ヶ月ほど前のことだ。

花はジャガイモの花に似ている、花弁は白く見えるがほのかに紫がかっている。雄しべだろうか、バナナのような色と形である。

Warunasubi2 図鑑によると、トマトに良く似た実を付けるようなので、今朝探しに行ってみた。しかし、実はどこにもなくそれどころか、花や芽は虫たちに食い荒らされていた。ワルナスビも名前負けして案外だらしがない。

しかし、種がなければこれだけ増えないのではないかと、またまた図鑑の説明文を読んでみた。「・・・地中を横走する根茎から、直立して高さ80cmに達する地上茎を出し群生する。・・・主に根茎の断片で繁殖し・・・」とある。

なるほど、確かにこの一画だけには群生しているが、あちこちに生えているわけではない。

北アメリカ原産、明治初期に千葉県三里塚の牧場に侵入し、とあるから経路などが分かっているのだろう。

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2007年6月 7日 (木)

ブタナ

Butana1 シロツメクサの花が終わった草むらに見慣れない花が咲いていた。ノゲシとは全く違うが、キク科の花で帰化植物に違いないと、帰化植物の図鑑を開いてその名前の驚いた。

ブタナ(豚菜)である。

日本全国では結構ポピュラーな帰化植物らしく、ヨーロッパ原産、1930年代に札幌で帰化が確認されたときには【タンポポモドキ】と命名されたが、同じ頃神戸で発見されたときに【ブタナ】と命名されたとある。
Butana2 タンポポモドキってのもちょっと安易な名前の付け方だがブタナってのもひどいとネットで検索したら、もっと安易な名前の付け方だった。

つまりフランスではこの植物は【豚のサラダ】と言う意味の名称らしく、それをそのまま日本語に訳した(そのままじゃないが・・・)だけらしい。(ちょっとセンスがない)

一色町ではまだそんなにあちこちで見られるわけではないが、近いうちにオオキンケイギクのように広がるのだろうか。

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2007年6月 4日 (月)

アレチハナガサとヤナギハナガサ

Arechihanagasa 近年この地区の道ばたでよく見かけるうす紫色の花に【アレチハナガサ】と【ヤナギハナガサ】がある。もちろん両方とも帰化植物で、南アメリカが原産だという。ヤナギハナガサは第二次世界大戦後、アレチハナガサは1967年に神奈川県で見いだされたとあるが、これの繁殖ぶりも見事である。

花色も立ち姿も良く似ている(同属のVerbena)ので車でスッと通ってしまうとどちらか分かりにくい。しかし、車Yanagihanagasa を停めてアップで見てみれば、よく分かる。

上がアレチハナガサ、下がヤナギハナガサ。アレチハナガサに良く似たダキバアレチハナガサという種があるらしいからネットで調べてみると良い。そんなに見分けは難しくないらしい。

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2007年5月31日 (木)

オオキンケイギク

Ookinkeigiku 名鉄三河線の吉良吉田~碧南の運行が廃止されたのは今から三年前の4月のことだった。
踏切以外の線路はそのままに残されているが、線路の両側はいろいろな植物が繁っている。

ここは旧三河一色駅、昨年あたりからこのオオキンケイギクが増えだして、着々と陣地を広げ始めている。この植物は一株のボリュームが大きく、その姿が存在感がある。各地の道路際に大群落を作っているところがある。三年ほど前、伊勢自動車道では高速道路を造るため切り開いた、のり面までびっしり黄色い花を咲かせているのを見たことがある。今年は東名高速道路の磐田あたりで大きな群落を見た。いずれ、この線路上も黄色い花で埋め尽くされてしまうのだろうか。

Senro 線路には他にも鳥が種を運んだものだろうか、いろいろな木も生えだしている。これはハゼ、ヤマザクラ、アカメガシワである。他にもアオギリやマサキ、ピラカンサなどが見える。電車が走っている間はこのように植物が生えることはなかったが、ひとたび人間の手が入らなければ、ゆっくりではあるが確実に植物は自分の仕事をしている。

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2007年5月24日 (木)

ユウゲショウ

Yugesyo1 掛川の実家近くを散歩していたら、見かけない花が道路脇に咲いていた。丈は50センチ程、沢山の花をつけて、花束のように見える。早速、全体の写真を撮って花を覗き込んでみたら、これはマツヨイグサの仲間(アカバナ科)であろう。ということは、帰化植物に間違いないだろうと推測し、帰化植物写真図鑑を見てみると、あったあった【ユウゲショウ】漢字で書けば【夕化粧】なんだろうね〜。
熱帯アメリカ原産で明治年間に花キとして導入されたものが逸出したとある。帰化植物の多い当地(一色)ではまだ見られない。Yugesyou2

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2007年4月11日 (水)

セイヨウノダイコン

Seiyounodaikon 近年、一色町の特に西部の中堤防と呼ばれる道路の両脇はこの花でいっぱいだ。まさしく大根の花で、つい先頃まで【ハマダイコン】だとばかり思っていたのだが、あまりの繁殖力に頭の中が疑問符でいっぱいになり、調べたところ【セイヨウノダイコン】ではないかと推測した。

しかし、ネットでのセイヨウノダイコンの記述は少なく、特に分類に関することはほとんど載っていないし、手元のSeiyounodaikon2 図鑑でもハマダイコンとの違いが【ハマダイコン:果実の幅が1cm以上。種子は普通4個以下】【セイヨウノダイコン:果実の幅が6mm以下、種子は普通6個以下】とあるだけ、しかもこの図鑑セイヨウノダイコンのページに参考でハマダイコンとの違いが書いてあるが、その文中にはセイヨウハマダイコンとあるので、何がなんだか分からなくなってしまう。

まあ、比較的清楚な美しい花なので、咲くのを楽しみにしていたら、本当にあっという間に広がりだして、昨年までセSeiyounodaikon3 イヨウカラシナの群落になっていた河川敷が、なんとこの花に替わってしまったので、ちょっと疑問に思ったわけである。

そう、日本の在来種がこんなに逞しいはずがない。(葛は結構逞しいらしいが・・・・・)

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2007年3月14日 (水)

Azollaの紅葉

Azolla1 これも使っていない、ウナギの路地池でのこと。水面が赤潮のように真っ赤に色づいている。車を降りて観察してみると、Azolla、和名アカウキクサ、オオアカウキクサらしい。以前別のところで観察した時は単純に根の構造からオオアカウキクサと言ってしまったが、どうやら最近はこの仲間でも帰化植物があるらしいので、学名のAzollaという呼び名にしておこう。

外来のAzolla cristataは「特Azolla2 定外来生物法」でその外来生物に指定されているため、現在では外国からの搬入や栽培は禁止されているという。

と言って、私が見つけたものが外来種だというわけではなく、合鴨などとの有機農法で持ち込まれたものが散逸したということだから、多分違うのではないか・・・・・

Azollaはシダ植物なので、近くで見るとその特徴がよく分かる。日本産のものは絶滅危惧種に指定されているらしい。除草剤などの薬品や、環境変化にとても弱いという。
Azolla3 これが日本固有のAzollaなら、使わなくなって人間の管理がなされなくなった養鰻場で繁殖するのは皮肉なことである。以前見つけたものも、使われなくなった養鰻場しかもハウス池だった。

乾燥に弱いということだが、水の中でなくても乾かなければ生きているようだ。

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2007年3月 5日 (月)

ノゲシ

Nogesi1 暖冬だったせいか、ノゲシの花が冬中咲いていて、日当たりの良い場所では、このように背丈も伸び大きな花束状態になっている。

ノゲシは同じキク科のアキノノゲシと区別するようにハルノノゲシとも呼ばれているらしい。タンポポを小さくしたような花は、キク科の植物に間違いないと誰も推察できるが、これが帰化植物、しかも史前帰化植物であると聞いても、何のことか分からない方が多いと思う。

Nogesi2 米や麦、またいろいろな作物とともに日本に伝来して、それがいつかは決定できないほど古い時代、つまり有史以前に帰化したということらしい。いったいそんなことがどうして分かるのだろうか、それの方が不思議である。

どのような植物があるか興味のある方はこちらを。
http://had0.big.ous.ac.jp/ecologicaldic/s/sizenkikasyokubutsu.htm
他にも興味のある方は「史前帰化植物」で検索して頂きたい。

ノゲシの綿毛はまん丸で、良く実ったものでもタンポポのように簡単に吹き飛ばされない。

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2006年10月 6日 (金)

みたび大豆畑

Sennari1 イチビ、アサガオに侵入され荒らされた大豆畑だが、実は面積的に一番多いのがこのナス科のセンナリホウズキの仲間。当然のことだが、大豆の間にはえると大豆よりはるかに成長がよく、センナリホウズキが優勢になってしまう。

この植物も、麦の取り入れ以降、畑を耕して大豆を蒔くと同時に発芽してくるのでイチビと同様にシードバンクを形成しているのであろう。ただ、種も小さいしイチビほどの研究はなされていないかもしれない。

Sennari2 この植物もゆっくり見ていると、すべてが同一の種類ではないことが分かる。図鑑で確かめると少なくとも2種、ヒロハフウリンホウズキとナガエノセンナリホウズキが確認できる。どちらもホウズキと同じPhysalis属である。

一色町では、イチビがここの千松新田にかなり限定的なのに対し、国道247号線以南に広く分布している。どのような状況で種子が拡散していくのだろうか?
Sennari3 そういえば、子供のころ、我が家の庭に一時的にこのセンナリホウズキの仲間があった。しかし、いつの間にかなくなってしまったので、現在の一色町のような爆発的な増殖はなかったのであろう。そういえば、イチビも増えやすいものとそうでないものがあると聞く。

昨日、この大豆畑でこの侵入者達の草取りが行われていた。さすがにこのままでは大豆Sennari4 収穫に影響が出ると考えたのだろう。根本的な問題は解決できないだろうが・・・・・

(3枚目、抜き取られたもの4枚目、抜き取るおじさん)

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2006年9月29日 (金)

愛情の押しつけ

Asagao1 以前、イチビのシードバンクについて書いたが、侵略という点ではこのアサガオの類の方が厳しいかもしれない。大豆も悪女の深情けで、ギブアップ寸前である。(二枚の写真ともに大豆畑)

アサガオの花言葉の一つに「愛情」というのがあるようだし、「朝顔に釣瓶とられてもらい水」なんていう加賀の千代女の俳句からも、繊細でたおやかなイメージがあるが、野生化したこの手の植物は、強烈な侵略者である。

しかし、日本で観賞用に栽培される朝顔は東南アジア原産だと言い、ここにアップしたマルバアメリカアサガオ(上、推測)ホシアサガオ(下)は熱帯アメリカ、北アメAsagao2 リカ原産だというから、やはり人間と同じでたくましいのだろうか。そういえば、最近生け垣などに良く植えられているアサガオ、ブルーの単色で昼過ぎまで咲いている、季節も秋を通り越して寒くなる時期まで・・・・・

やはり、季節感が薄れてくるのは勘弁して欲しい。

そういえば、愛知県では「名古屋朝顔」という伝統ある朝顔が栽培されているというが、まだ見たことがない。

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2006年9月11日 (月)

イチビのシードバンク

Ichibi1 今朝は人恋しくなるような、秋の空。
こんなに空が高かったのかと実感する三河湾の景色である。

海岸の防波堤を走っていて、海とは反対側の畑を見ていたら、少し違和感を感じて車を停めて眺めてしまった。
ここは冬に小麦を作り、夏から秋にかけては大豆が植えられるところ。今はどこも深緑色の大豆の葉が生い茂っていなければいけないが、この写真で見える奥の畑だけは緑色がやや淡い。

おそらく何らかの外来植物がシードバンクを行使したものではないかと見当を付けて行ってみた。

Ichibi2_1 想像はおおかた当たり、そこの大豆畑はアオイ科のイチビにかなり妨害されていた。株の数では圧倒的にイチビが多い。

このイチビは当然蒔かれたものではなく、昨年以前にここの畑もしくは周囲に生えていたイチビからもたらされたもの。

では前年に全てのイチビを種ができるまでに抜き去ってしまったらどうだろうか、答えはそれでもイチビは生えてくる。

つまり前年以前に畑に落ちた種のうち11cmより浅いところに来た種はその年に発芽するが、それより深いところにある種は休眠しているとのこと。
シードバンク=種の銀行である。

毎年、大豆の種を蒔くためにトラクターで耕すたびに一緒にイチビの種を蒔いているのと同じ事になる。
Ichibi3
この地下の銀行にはどれくらいの種が貯蓄されているかというと、現在生えているイチビの数の6.3倍の種が蓄えられているとのこと。

しかも、その種の預入期間である寿命は20年間もあるらしい。人間界の銀行の条件よりずっと良いような気がする。

【参考文献:日本帰化植物写真図鑑 全国農村教育協会発行】

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2006年8月16日 (水)

真夏の花

Takasagoyuriタカサゴユリは名前の通り台湾の原産だそうだ、19世紀末にイギリスに花卉として導入されたというが日本へは1924年の導入だというから近い割に遅い。ここ一色町で見かけるようになったのも、ここ数年のことである。

葉はやや細いが小さい苗の頃から、明らかにユリの仲間だと分かるので道端や畑の隅などでは雑草は取っても、これは明確に残してあるのが良くわかる。当然、純白のきれいなユリだから抜き去るには忍びないものがあるだろう。

Takasagoyuri2 ただ、ここ一~二年あんなに見かけたタカサゴユリが少しずつ減っているような気がする。この使われなくなったウナギハウスの横も以前はかなりたくさんのタカサゴユリがはえていたが、今はどんどん隅に追いやられているようだ。

数日前に東名高速道路を走ったが、以前浜松から磐田付近の高速道路脇はタカサゴユリが一杯だったが、今はかなり減少している。

ここ一色町は外来の帰化植物が多く、いろいろ観察していると面白い。

ちなみにタカサゴユリの球根は苦くてとても食べられたものではないと、どなたかに教えてもらった。一度確認してみなければと思いながら、なかなかできないものだ。

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2006年7月15日 (土)

オニマツヨイグサ

Onimatuyoigusa1 高浜市の衣浦大橋付近から碧南市まで自動車専用道路のような産業道路が数キロメートルに渡ってある。私は毎日そこを五時前後に通って一色町まで通っている訳だ。

数年前、そこの碧インターを通っていたら一本だけとても大きなマツヨイグサが咲いているのが見えた、早朝とはいえ大型トラックが次から次へと通る道で駐車する場所などない。

遠くに車を停めて車に気をつけながら近づいてみると、直径8~10cmはあるだろうオニマツヨイグサの花と思われた。

Onimatuyoigusa2 普段もっと小さいメマツヨイグサの花しか見ていないので、その大きさには新鮮な驚きがあった。

その後オニマツヨイグサは少しずつ勢力を広げ、最初に見つけた場所から南北に約150mほどの道路際で見ることができる。とは言っても日が昇るとともに急速に花は縮むので、ここを通過する全ての人が見る訳ではない。

Onimatuyoigusa3 オニマツヨイグサという名前は4枚の花弁のすき間が多いこととがく筒が長いことで推測した。他にも見分け方があるようだ。

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2006年6月22日 (木)

ヒメジョオン

Himejoon1 ヒメジョオンの花があちこちの道路際や空き地で咲いている。江戸時代末期に観賞用として北アメリカから渡来した外来植物だそうだだが確かにこの辺では類似のハルジオン(戦前渡来)と比べればかなりお馴染みの花である。

ネットで見てみると両者の見分け方がいろいろ書いてある。

Himejoon2 ハルジオンは葉の付け根が茎を巻くように付いていて茎は中空、写真は茎が中空でないし葉が茎を巻いていないのでのでヒメジョオン。

Himejoon3

でも一番分かるのが咲く時期。ヒメジョオンは今頃咲くが、ハルジオンは4月下旬から5月にかけてである。

でこれが今咲いているヒメジョオン。

Himejoon4

これが春咲いていたハルジオン。

Img_2651 ヒメジョオンが姫女苑でハルジオンが春紫苑という方が分かりにくいような気がする・・・・・ハルジオン・・・ハルジオン・・・・・・ハルシオン・・・・・・・・・そ~かぁ~、睡眠薬にもこんな名前があったなぁ。

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2006年5月29日 (月)

アメリカフウロ

Americahuuro2 最近どこでもよく見ることができる、北アメリカ原産の帰化植物。昭和8年に京都で最初の報告があったというがどのような経緯で入ってきたものか。畑などの隅や空き地にたくさん発生しているのを見ることができる。

Americahuuro1 薄紫の小さいが可憐な花をたくさん咲かせている。

Americahuuro3時々、葉や 果実のがくが紅葉のようにまっ赤に染まったものがあり、とてもきれいである。また、この尖った果実も、面白い姿である。

同じ帰化植物で同じ科(フウロソウ科)のジャコウオランダフウロはこの尖った果実がもっと長いらしい、一度見てみたい、神戸・三重で報告があるようだ。

フウロとは「風露」、学名の属名はGeraniumであるから、園芸植物でゼラニウムと呼ばれているものに近いのではないだろうか。

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2006年4月26日 (水)

ナガミヒナゲシ

Nagamihinagesi3 春の花がいっせいに咲く頃でも、ナガミヒナゲシのオレンジ色はひときわ鮮やかである。地中海地方原産の帰化植物だと言うが、確かに子供の頃どころかここ数年急激に繁殖したように思える。1961年に東京で報告されたらしいから、本当に新しい帰化植物のようである。

Nagamihinagesi1 草の緑をバックに咲いている姿も素敵だが、たくさんの花がいっせいに風に揺れているのもなかなか良いものだ。

(千生新田)

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