高知県では「よだれ貝」というらしい。確かに、真水で洗ったり茹でたりするとたくさんの粘液を出して、よだれのようである。
こちらでは「れろ貝」と書いてある。
塩と醤油で10分ほど茹でればできあがり、とても美味しい貝である。
原則的に砂を噛んではいないはずだが、漁獲中にすき間に砂が入り込んでいるので
いちどきれいな海水の中で活かすと砂が洗われて良いかもしれない。
晩秋から冬にかけての産卵期は、身が痩せていて不味いので、敬遠した方がよい。
卵は殻の上に数ミリの粒を植え付けるので、売っているものを見れば分かる。